• ゆきこ

「期待される若き演奏家の集い」vol.3


娘の演奏後、休憩に入ったので、

お呼びしていた沢山の方々とお話する事が出来ました。

新しい環境である地元の中学校で、ことある事に演奏機会を設けて下さる担任の先生は小さなお子さんとご家族で来て下さいました。

情熱大陸やエトピリカも素敵だけど、こうやって本来の土俵であるクラシックを演奏するところを見て頂けて良かったです。

娘がお呼びしたピアノのお友達のお母様とは、お顔をお見かけする程度の面識でしたが、「もう涙が出てしまって…」と潤んだ瞳で話しかけてくださいました。

何とか弾ききったと思っていた私は、感動要素があった事に心底驚きました。

こんな1日だったので、帰宅して、オケ友Sちゃんから「スーツケース忘れてたよ」的な連絡をもらうまで、自分がそんな大きな忘れ物をしてきたことに全く気が付かず!慌てて会場に電話するも、もう閉館後でした。

翌朝もう一度会場に電話をすると「男性が引き取りに見えました」と。

どうやら主催のおじ様が引き取られたようです。

ご連絡してご自宅に取りに伺うことにしました。

伺うと奥様が「白いドレスのお嬢様ですよね。お上手でした。

訴えるものがあり、とても印象的でした。」と。

私からの伝聞ではなく、娘に聞かせてあげたかった。

心を込めて込めて弾いたつもりの昨年末のプロコフィエフは、審査員の講評会でほとんどの審査員の先生に「感情が足りない」と言われ、かなり落ち込んだ娘でした。

今回はチャイコフスキーの曲の持つ抒情的なイメージに助けられる部分もありますが、二人の師匠、それから新しい環境によって自分を現していいんだという自信を持つことが出来、また、それを聴衆に伝えることが出来るまで変わることが出来た。

スーツケースを引っ張りながら、胸の中に温かい気持ちが広がりました。

常に忘れ物の多い私ですが、今回は忘れ物をしたが故に聞けた声でした。

小学生の間は言われるがまま、中学生になってからは逆に、言うことを聞かず、

想いが伝わっているのだろうかと思っていましたが、

一緒に生活しているだけで親の想いは伝わるのかもしれません。

「誰かに泣いてもらえる音楽家をこれからも目指したい」

賛成。見守っていきたいと思います。

そんな娘はやっと熱が下がりました。

無理した分、長くかかりました(^_^;)

#期待される若き演奏家の集い #感情表現 #後日談

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