• ゆきこ

全日本学生音楽コンクール全国大会②


娘の出番は13人中12番目

私はリハ室に入るわけでもなく、当日も含めこの頃のほとんどの練習、伴奏合わせは一人でしたいようなので、聴こうと思えば一人目から客席で聴けました。

もう、私の出来ることと言えば、娘の弱い心に付き合うことぐらいです。

一緒になって神経を蝕まれて、何もしていないのにどうしようもなく気持ちが疲れますが、娘から離れるのが怖かった。

娘の心が私を求めたら、すぐに抱き締めてあげることが出来る距離にいたいといつも思うのです。

練習を見せてくれる日は、解決策が見いだせそうもない箇所や何度も言われて直らない所など厳選して注意、アドバイスすることはありますが、そういったことより、精神面の変化を見守ることにウエイトをおくようになりました

小さな頃からヴァイオリン講師として、母として、そのバランスや切り替えに苦しんできたので、今、漸く、ヴァイオリン講師としてではなく母として娘を支え見守れることが自分の中で腑に落ちています。

2回のリハを終えると、自分の出番30分前にはスタンバイ室というところに呼ばれます。ここには親はもちろん伴奏者すら入れません。

出番前、不安でいっぱいの時に一人になる、精神力を試されているのでしょうか

このタイミングで私は初めて客席へ向かいました。娘の前の演奏から聴きました。

素晴らしい音響。

どうか、この美しい響きを楽しんで弾いて欲しい。

それを伝える術はもうない。

もう少しお付き合い下さい。

後日続きを…。

#学生音楽コンクール #全日本学生音楽コンクール

214回の閲覧