• ゆきこ

全日本学生音楽コンクール全国大会 ①


全力を出しきってきました。

会場が横浜なので、簡単にリサーチすることも出来ず、とにかく東京の出演者達は特によくお名前を聞くお子様達で、漠然とそしてざっくりと「ハイレベルであること」しかわかっていませんでした。 そんな方達に混じって、憧れのみなとみらいホールて演奏出来る!

良い意味でコンクールという概念がすっぽり抜け落ちていました。

当日朝から小学生の部、午後3時から中学生の部で、同時進行でリハーサル室で2度リハーサルの時間があります。

前泊していたので、当日は朝10時から3時まで2ヶ所の練習場を借りて練習しました。

3時に練習が終わった時点で手には痛み止めのシップ。

「もう疲れたから1度目のリハ、キャンセルしたい」と言い出しました。

確かに2度やって疲れるのもそうですが、モチベーション的にどうなんだろうとずっと疑問だったので、受付してから聞いてみようということになりました。

みなとみらいホール受付に到着すると、リハーサルの音、練習の音がバンバン聴こえます。……私も、娘も、多分伴奏のH先生も、聴こえる音のあまりの上手さに固まりました。

リハキャンセルの話は誰が何か言うこともなく相殺され(笑)、予定通り1度目のリハ。

出てきて一言、「帰りたい」

この日朝から何度このセリフを聞いたことでしょう。

2度目のリハまで一時間ありますが、練習はもうしたくないから着替えると言うので控え室に移りました。

控え室で同じ大阪からのオケ友達に会いました。

すでに出番を終えた彼女は赤い目をしていました。

いつも自信に満ちている彼女の泣いているところなんて見たことがない。

思わず「どうしたの?」と声をかけました。赤い目にふわっと涙がたまり、「失敗しちゃったから」と。

自分の子供じゃないけれど、その心情は分かりすぎるくらい分かる。

娘と3人で顔をくっつけて悲しみを分かち合いました。

涙を拭って「私と違ってこれからなんだから、頑張って」と勝ち気な彼女に戻って励ましてくれた、これが娘の分岐点になりました。

「帰りたい・・」と弱気になっていた数分前までと顔つきが変わり、2度目のリハに挑みます。

1度目に漏れ聞こえた音と明らかに違う前向きな音。

この日はあっという間のようで長い1日でした。

続きは熱のさめないうちにまた。

写真はホール入りする前の楽器店の練習部屋にて。

#全日本学生音楽コンクール #学生音楽コンクール

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